2008年12月1日月曜日

キヤノンEOS5Dmark2のテストレポートNo.2/高感度撮影






ISO6400の高感度撮影/キヤノンEOS5Dmark2
 このデータは、rawでキヤノンのデジタルフォトプロフェショナルで解析したものである。rawの生のデータを開いてみるとノイズがそのまま出てくるので、ソフトからのノイズ処理が行われて,データが書き出される仕組みのようだ。データは,ご覧の通り、ISO6400とは思えないほどの画像表現だ。画像をA3のサイズにデータ出力して出してみたものの一部を切り取ってみた。原寸のデータとして確認してもらうのに出してみたのだが,全く問題のない写真の奇麗さである。
 ニコンD3の高感度のデータよりも奇麗だと思える。やはり,キヤノンは,このカメラにとりあえず、ニコンの対抗策として発売したことが伺える。この面では,2,100万画素のデータ量と画質を考えれば,言わずもがな、この時点でのキヤノンのカメラのデジタルカメラの優位さは上であろう。
 発売発表の二三日後にこのカメラを予約したのだが、購入した理由は,この高感度の性能にあった。もちろんこれほど良い結果だとは思わなかったが、ニコンのD3よりは,いい結果を出すだろうとの憶測からの購入であったが,予想どうり、いやそれ以上のデータで満足している。高感度では,キヤノンは,ニコンがD3を出す前までは圧倒的に奇麗な画像を結んでいたが,それは800ぐらいの感で設定であった。ところが,ニコンがようやくフルサイズのD3を出したそのデータをみた時は驚いた。ISO3200の感度設定で,実用的に写真が撮影できるのである。このことは,機材の重量を軽減できるメリットがあり、最小必要減の機材の準備で写真が撮影できるメリットがあるからだ。そう考えると,このEOS5Dmark2は、デジタルカメラの熟成期の革命を起こしているカメラのような気がしてならない。
データの切り出しは、350dpi.

 

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